基礎化粧品って本当に必要でしょうか?
基礎化粧品を使わなかったら肌は汚くなるのでしょうか?
もし、使っても無駄、必要性がないのなら、毎月無駄なお金を払わなくて済みます。
基礎化粧品を使い続けるとどうなる?
女性は思い切って脱基礎化粧品をするのは難しいですよね。
そこで、今まで何もスキンケアをしてこなかった男性が、初めてスキンケアを開始。
顔の左側だけ保湿などの基礎化粧品を使用。右側は使わないという実験をしました。
実験開始は2015年1月です。
基礎化粧品の効果として感じた内容は?
1.肌のキメに大きな変化あり
一番の変化はキメの細かさです。
2015年1月と2019年1月の比較写真です。
約4年間、いろいろな基礎化粧品を使ってきた左側と、全く基礎化粧品を使わなかった右側の違いです。
2.ニキビができづらくなった
スキンケアを始める前は、特に顔の左側にニキビができることがありました。
1ヶ月に1個できるかできないか?といったレベルでしたが、スキンケア開始から半年以降はほとんどできていません。
またできても治るまでが圧倒的に速いです。
以前は2、3週間は赤いものがしつこく残っていたのですが、今は仮にできても1週間とたたずに沈静化します。
3.肌色が明るくなった
男なので肌色がどうとか全く気にしていませんでしたが、左側は何となくですが白っぽくなっています。
肉眼で思い込み?という要素も含んでの違いです。写真に撮ると差が分かりません。というより自撮りが難しくてうまく撮れていません。
これは肌のキメが細かくなったことによる視覚効果です。
4.艶が出てテカりづらくなった
男なので皮脂量は女性より多いです。
肌水分量が意外と少ないことが分かったのでインナードライの可能性を考えました。
ですが、あぶらとり紙で比較しても明確な皮脂量の差は出ませんでした。たまに左側が少ないな、ということがあるくらいです。
ですが顔のテカリ具合は軽くなっています。テカリ、というよりツヤになっています。
特におでこが顕著です。
これもキメの効果です。
5.角質が柔らかくなった(ひげ剃り負けしなくなった)
男だけの話ですが、いつも起きていたひげ剃り負けがなくなりました。
以前は常にプチッと出血していて、顎周りが赤い転々だらけでした。
でも基礎化粧品を使ってから、半年もしないうちにひげ剃り負けしていたことさえ忘れるほどになりました。
これは角質が柔軟化した効果です。
6.ファンデーションのノリが違う
男なので普段化粧しませんが、肌のキメが細かくなってきたので何度か実験しました。
するとファンデーションのノリが明らかに違うことに気づきました。
マイクロスコープで拡大すると一目瞭然で、基礎化粧品を使用してきた肌はダマになっていません。
でもノンスキンケア側は一箇所でファンデーション粒子がダマになるなどして、均一に広がっていないのが明らかです。
7.肌の弾力が違う
特にハリが出るとか、コラーゲンが増えるとかの特殊な基礎化粧品は使っていません。
ですが、3年目くらいからでしょうか。明らかに左右の頬の弾力が違います。
何というか、ノンスキンケアの右側は凹みやすい。スキンケアありの左は同じ力で押しても抵抗されます。
すっぴんだと頬のタレ具合などに差はないのですが、ファンデーションを塗った実験のときにノンスキンケアの右側にほうれい線のような影が強く出ます。
キメが細かいということはそれだけターンオーバーが順調に進んでいるわけで、バリア機能が高まっていてコラーゲン損傷が少なかったものと予想しています。
8.知らない間に傷がつくことがなくなった
私は寝ている間に自分の顔を引っ掻いてしまう?のか、よく頬に謎の傷ができることがあります。
ですがスキンケアを開始してから、基礎化粧品を使っている左側は滅多に傷がつかなくなりました。
長年の癖みたいなものなので、突然左だけ引っ掻いてしまうことがなくなったとは考えにくいです。
これは角質層のバリア機能が強まり、傷がつきにくくなったものと思われます。
9.皮むけ、粉吹きしなくなった
スキンケアをする前は、冬場になると若干ほほとおでこの薄皮がむけていました。
でもスキンケアを開始してからは、基礎化粧品使用の左側は皮むけ知らず、右側は相変わらずです。
スキンケアによって細胞間脂質が増えて角質同士の接着力が上がっているためです。
10.毛穴が目立たなくなった
スキンケア実験をするまでは、洗顔は全て水。洗顔料さえ使っていませんでした。
そのため毛穴に詰まりがあったのですが、まず全顔料を使うことで顔全体の詰まりは軽くなりました。
でもそれ以上に、基礎化粧品で保湿してきた左側は毛穴詰まりが減りました。右側はマイクロスコープで見たとおり、相変わらず詰まりがあります。
基礎化粧品の逆効果はないのか?
1.細かいぶつぶつができた
かなりの乾燥肌向けの基礎化粧品を使っていた際、油分量がダメだったのか、肌荒れではない小さな細かいぶつぶつが少しできていた時期があります。
皮脂量に応じて基礎化粧品を選ぶ必要性を感じました。
2.肌に色ムラができた
これも同様の油分多めの基礎化粧品でした。
どうにも顔の左側のほうが肌色具合が悪いのです。
肌水分量も肌のキメも左側のほうがいいのに、どうにも色ムラがある。やや肌が赤くなっているような雰囲気もありました。
これも油分過剰か、何かしらの成分に反応していて微弱炎症を起こしていたのかもしれません。
一見肌荒れしていないので基礎化粧品が原因とは気づきにくいです。
基礎化粧品は必要と言えるか?
結局の所、基礎化粧品は必要なのか?使ったほうがいいと思っているのか?
この点について。
1.肌に合っていないと確実に老ける
基礎化粧品には化学成分が含まれていて、肌にダメージを与える。だから何も塗らないほうがいいという説もあります。
ですが、4年以上に渡って左右で基礎化粧品の使用有無を調べたところ、基礎化粧品を毎日塗ってきた左側と、何も付けてこなかった右側で素肌の状態は変わりません。メリットこそ感じますが、デメリットは感じません。
肌に合っていない、塗った時点で攻撃性がある基礎化粧品だと塗らないほうがいいでしょう。無理に塗り続けていたら肌は逆に老化するはずです。
1~2年目はいろいろ試していて、その中で痛くも荒れたりもないけど、なんか肌の色がムラになっているような、ぶつぶつができているような……ということがありました。
ですが、基礎化粧品を使用している肌状態は明確に上向いています。
2.肌状態がいいと自信がつく
私は男なので、基礎化粧品はなくても別に大丈夫です。
肌の状態がいいと人前に出るときに自信が出ることに気づきました。鏡の前で、歳の割には若いんじゃないか?と思えているので、基礎化粧品を使うのは悪くないな、と思っています。
女性は肌状態が悪いと外に出たくないと悩み、メイクで隠して余計に肌荒れするということが多いと思います。女性の悩みだけかと思っていましたが、男性も肌状態が良くなると意外に気分がいいです。
基礎化粧品なんて最初はお金がかかるだけと思っていましたが、今は化粧水や美容液に5000円や1万円を普通に出して試しています(笑)