朝はぬるま湯洗顔がおすすめとされている一方、洗顔料を使わないと汚れが落ちなくて肌を痛めるという説もあります。
果たしてそんなに違いがあるのか?
ぬるま湯洗顔で、オイリーな私の肌を洗ってみました。
皮脂汚れはちゃんと落ちているのか?
ぬるま湯洗顔の方法
- ぬるま湯で10回すすぐ
- タオルを押し当てて水気を取る
ぬるま湯洗顔の前と後の皮脂状態
※左は普段のセラミドケアあり。右はノンケア


洗顔料ありと比べると、光っている部分があるので皮脂がゴッソリ取れている、というわけではないかも。


右頬はノンケアのせいか、やはり角栓の色が黒くて硬い。そのため左頬より取れておらず、洗顔料ありの場合と比べるとぬるま湯には毛穴オフ力がないことが分かります。
皮脂は取りすぎないように取れているのが分かります。


50倍だと洗顔料ありと特に変わりないように見えます。


200倍でもそうですが、右頬のほうがキメが粗くて浅いせいか、皮脂はよりすっきり取れている印象。


白いテカリが頬より目立つので、皮脂は完璧に取れてはいない様子。
また白い角質が浮いているのが分かるので、角質オフ力はほとんどないことが想像できます。


やはり白い角質が浮いています。角栓も落ちていないのは左と同じ。


洗顔料のときより白く光っている面積が広い。つまり皮脂は適度に残っている様子。


元々右おでこのほうが角栓が詰まっているようで目立っています。




マイクロスコープで何となくテカリが残っているので、皮脂は取り切れていないだろうなと思ったらそのとおりでした。
ご覧の通り、油取りフィルムが変色しています。
洗顔料後だとほぼゼロだったところ、ぬるま湯だと皮脂が残っているのが分かります。
【結果】水より皮脂は取れるが取り切れない
水の場合と比べて皮脂の落ち方は優れています。でも洗顔料みたいに完全に落ちていません。
女性の方は、朝はぬるま湯洗顔のほうが肌の調子がいいという人が多いです。
これは、単純に皮脂量が男性より少ないから。
男のオイリーな私でも、ぬるま湯洗顔ならかなり皮脂が落ちているのが実験で分かりました。
これほど元から皮脂がない人が洗顔料で洗うと、皮脂は一瞬で取り去り、残った界面活性剤の脱脂力は角層の細胞間脂質(セラミドなど)に向かいます。
つまり洗いすぎ、乾燥の原因になる。
ぬるま湯は皮脂を落としやすいものの、お風呂みたいに高熱で長時間に渡り肌にさらさない限り、洗顔料みたいに洗いすぎによる乾燥リスクはありません。
ぬるま湯洗顔だと皮脂汚れが落ちきらなくて肌が老化する!!
という立場の人がいますが、皮脂量次第じゃないでしょうか?
特に朝は夜より皮脂汚れがあっさりしています。男の私でも。
なので女性はたしかに、朝はぬるま湯洗顔のほうがいいんじゃないでしょうか。