保湿でキレイになった肌は保湿をやめるとどうなるのか?試してみた

基本、顔の左にしか保湿ケアしていません(主にセラミド化粧品)。

右側は何もつけていませんでした。

そんな顔右側を使って、初めて3ヶ月継続したスキンケアを施しました。

その結果、3ヶ月でも明確に素肌レベルが向上。効果が確認できました。

では、また保湿ケアをやめたらどうなるのか?

実験してみました。

実験内容

■ 長年ノンケアの顔右に3ヶ月保湿ケア(済)

■ 保湿ケア中断(3ヶ月・2,000円のヒト型セラミド化粧水のみ)

■ 変化を見る

保湿をやめるとキメは2ヶ月維持できなかった

開始前 右頬 200倍拡大

キメの線が見えています。

保湿ケア前はこれがほぼゼロ。のっぺりしたビニール肌みたいな状態でした。

保湿中止1ヶ月後 右頬200倍

皮脂が邪魔で分かりづらいですが悪化はしていなさそうに見えます。

保湿中止2ヶ月後 右頬200倍

キメがボヤけてきました。

悪化しています。

しかも角栓が登場しました。

保湿中止3ヶ月後 右頬200倍
【比較対象・同時期】左頬 200倍(ずっとセラミド保湿あり)

キメが薄っすらとなり分からなくなりました。

まあ左もキメがめちゃくちゃいい状態でもないのですが、キメの溝が全然違うのが分かると思います。

50倍拡大で見てみます。

開始前 右頬50倍

50倍だとそもそもハッキリとキメが見えない。

なんとなくふっくらしているのが効果が出た証なんです。

白く光が反射している面積が固まらず散らばっていると、肌がのっぺりしていないことが分かります。

同時期の左頬はこの倍率でもキメの線が見えています。

保湿中止1ヶ月後 右頬50倍

皮脂が多かったおかげでキメの線が見えています。

そんな差はないかな?って感じです。

保湿中止2ヶ月後 右頬50倍

マイクロスコープのライトが上部左右にしか反射していないので、保湿中止直前よりのっぺり化したことが分かります。

あと角栓がデカくなり黒くなって悪化しています。

保湿中止3ヶ月後 右頬50倍
【比較対象・同時期】左頬 50倍(常にセラミド保湿あり)

角栓はマシになりましたがのっぺり感が悪化しました。

キメの線がほぼ見えません。

ずっとセラミドケアしている左頬との違いも一目瞭然。ただキメというかシワみたいな状態が含まれているので正確な比較になっていませんね。まあでも左はのっぺりはしていない点で差が分かると思います。

右頬の経過

保湿期間終了直後 右頬 200倍拡大

これの何がいい状態か?というと、均一の厚みに角質が剥がれているのが分かるでしょうか?

また角質一枚一枚の形が独立していて大きさも揃っているのもそう。

荒れている状態だと、一箇所だけ固まって剥がれたり角質の大きさがバラバラになります。

つまりキメが整っておらず、角質の隙間が増えてバリア機能が落ちているため、肌荒れや老化が起きやすいと言えます。

保湿中止1ヶ月後 右頬200倍

1ヶ月で荒れ出しました。

左上を見れば分かるように、広い面積で繋がって剥がれています。

まだ角質一枚一枚の形はなんとか維持できています。

保湿中止2ヶ月後 右頬200倍

完全に元通りです。

さらに分厚く剥がれており、剥がれ方もかなり汚くなりました。

保湿中止3ヶ月後 右頬200倍
【同時期比較対象】左頬 200倍(常にセラミド保湿あり)

剥がれ方がさらに悪化。巨大な塊まで発生しています。

分厚さも増えてますね。

同時期の左頬と比較すると一目瞭然です。

50倍拡大で見てみます。

保湿期間終了直後 右頬 50倍拡大

角栓がくっついてきていますが、まあこれはたまたま。

左はこれないんですよね。

右の保湿ケア始めた頃から右だけ角栓がたまに取れます。おそらく角質状態が良くなり、角層の水分量が増えたことで角栓が抜けやすくなっているんだと。

保湿中止1ヶ月後 右頬 50倍拡大

50倍拡大とだと変化が分かりづらいですが、白さが濃くなっていて分厚く剥がれているのが分かります。

やはり1ヶ月で悪化開始。

保湿中止2ヶ月後 右頬50倍

魚の鱗みたいになっています。

保湿ケアは2ヶ月やめると完全に元通りになるようです。

保湿中止3ヶ月後 右頬50倍
【同時期比較対象】左頬 50倍(常にセラミド保湿あり)

さらに悪化、ですね。

最後に左頬の画像。

やはり右頬は豪快に荒れていますね。2ヶ月目で崩壊して3ヶ月目でさらに悪化。

右頬の経過

保湿期間終了直後 右小鼻 50倍拡大
【比較対象・同時期】 左小鼻 50倍拡大

撮影する場所にもよりますが保湿をずっとしてきた左小鼻のほうが角栓は少ないです。

ただ右もノンケア時代よりかなり減っています。

9月の暑い時期でこれなので、保湿ケアでかなり角栓は減っている状態です。

保湿中止1ヶ月後 右小鼻 50倍拡大
保湿中止2ヶ月後 右小鼻 50倍拡大
保湿中止3ヶ月後 右小鼻 50倍拡大
【比較対象・同時期】 左小鼻 50倍拡大

12月ですが角栓がなぜか増えました。

左右差もありません。

よく分からなくなったので角栓シートパックの画像で左右比較してみます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20200907_kakusen.jpg
保湿期間終了直後

9月頭です。

なので気温がまだ高く角栓ができやすい時期です。

左小鼻は中学生時代にドデカイ角栓ができたせいで毛穴がいくつか巨大化しています。そのせいで角栓も大きいです。

ただ数で言うと右のほうが圧倒的に多い。

保湿効果で角栓が減っていてこれなので、3ヶ月保湿では角栓予防は完璧ではないことが分かります。

保湿中止1ヶ月後

保湿をやめて1ヶ月後。

やはり右のほうが多いです。数も増えたかな?

保湿中止2ヶ月後

11月頭。

気温が下がると角栓の数は減ります。

右小鼻の角栓も減っていて保湿中止の影響がないように見えます。

保湿中止3ヶ月後

右のほうが若干多い。

しかし保湿中止直後の段階と左右差はほぼ変わりなしです。

このことから考えると、角栓ができやすくなる夏場は保湿の角栓予防効果が出るけど、寒い時期になるとあまり関係がない。

そもそも寒い時期は角栓ができにくいので保湿有無の差が出づらいと言えるでしょう。

保湿中止直後 右小鼻 50倍拡大
【比較対象・同時期】 左小鼻 50倍拡大

9月の角栓ができやすい時期。

やはり右のほうが角栓がありますが、保湿効果のおかげでかなり減っている状態です。

保湿中止1ヶ月後 右小鼻 50倍拡大

10月頭。

まだまだ涼しいとは言い切れない気温だと角栓はできやすいです。

保湿をやめたせいか?角栓が増加しました。

保湿中止2ヶ月後 右小鼻 50倍拡大

角栓が大きくなってきています。

毛穴シートパックの同時期画像を見ると抜けた角栓量は減っています。だけどマイクロスコープで見ると角栓があります。

つまりこれ、角栓が抜けにくくなっているんです。

保湿ケア中止によって角栓ができやすくなるだけでなく、「取れにくく」なっているのが分かります。

保湿中止3ヶ月後 右小鼻 50倍拡大
【比較対象・同時期】 左小鼻 50倍拡大

12月頭です。

もうすっかり冬です。

というわけで気温がガクッと下がったので左右関係なく角栓ができづらくなっています。

つまり気温が低いと保湿効果による角栓予防効果はあまり関係なくなるってことです。

結果検証

セラミド保湿で角栓発生を抑えられる

気温が低下していく中、角栓のサイズは小さくなるものの数が減りませんでした。

セラミド保湿ありの左は角栓の赤ちゃんが少なくて、昔からある大きな毛穴の角栓くらい。

実験開始前の段階で左右差がありましたが(左は年間通してセラミド保湿、右は直近3ヶ月だけプチプラセラミド保湿)、左がほぼ変化なし、右が増加しています。

つまり、セラミド保湿によって角栓ができるのが抑えられる、と考えることができます。

毛穴ケアなしでもセラミド保湿は角栓予防効果あり

今回の実験に限らず、ずっと毛穴ケアというのはしていません。毎月1回、角栓量を調査するために毛穴シートパックをしているだけです。

毛穴詰まりで悩んでいる人は多いです

実験結果まとめ

3ヶ月保湿でできたキメは保湿中止2ヶ月で消え始めた

全くノンケアだった顔右の肌。

保湿ケア3ヶ月でキメが生まれましたが、保湿をやめると2ヶ月目で明確にキメが薄れてきました。

角質状態は1ヶ月で悪化開始

保湿ケアによって角質の状態(角質の大きさ揃い、並び、均一性など)は格段に良くなりました。

角質状態が良くなると光の反射が細かくなり、かつ一箇所で極端に反射しないので透明感が出やすくなります。

またメイクのりも格段に良くなります。

こういったメリットは保湿ケア中止わずか1ヶ月で悪化が確認できました。

ターンオーバーは約1ヶ月なわけですが、保湿ケアを辞めた途端に悪影響が出るということでしょう。

角質状態は2ヶ月目で完全に悪化して元通り

保湿ケア中止2ヶ月目で完全に保湿ケアをする前の状態に戻りました。

角質が分厚く剥がれ、キレイに粒で剥がれずに固まってベロンと剥がれるように。

1ヶ月はなんとか耐えていますが2ヶ月保湿ケアなしだと完全にアウトのようです。

角栓予防効果は暑い時期だけ効果あり

保湿ケアによって角栓の量が減っていましたが、9月から保湿中止をしたのがポイント。

角栓は気温が高いときにできやすいです。皮脂が多く出て汗で角質も剥がれやすいから。

10月はまだ残暑で角栓ができやすい時期。

10月から11月にかけては保湿中止のせいか角栓の数が増え、大きさもアップしました。

ただ12月になると左右ともに角栓が激減。

低い気温になると保湿による角栓予防効果は意味をなさなくなるようです。

保湿ケアは1ヶ月でもやめれば肌は老化が加速する

保湿が大事!スキンケアは保湿が命!!

とよく聞かされますが、まあ保湿は大事だよね~と言っても、多くの人が「乾燥感を感じないように」という意味で保湿の重要性を理解しています。

でも今回の実験で明らかになったように、わずか1ヶ月で素肌状態は悪化を始めています。

1ヶ月です。たったの。

いい加減な保湿が続くといずれ肌は悪化するかもしれない

1ヶ月保湿を休むと肌は悪化を開始。

2ヶ月目で完全にスキンケア前の状態に戻りました。

まあ……普通に考えていきなり1ヶ月以上保湿しなくなる人っていませんよね。普通は。

でも、1ヶ月だけで肌は劣化します。

ということは、毎日が100点じゃなくて60点とかのいい加減な保湿ケアが続いた場合はどうなるか?

1ヶ月で劣化しなくても2ヶ月や3ヶ月以上とか、どこかで本来の肌状態でなくなっているかもしれません。

ちゃんとスキンケアしているのに……

と不満と疑問を感じている人。もしかすると60点の保湿ケアかもしれません。

夏こそ保湿で角栓レス肌へ

保湿は乾燥させないため、にやるイメージですが、私の実験では角栓予防効果も強く確認できています。

しかし12月など角栓ができづらい寒い時期だと保湿の角栓予防効果は薄れました。

ということは、夏こそ保湿が重要と言えます。角栓を増やしたくないなら。

しかし夏の保湿というとベタつきや重さが気になります。

ですが今回の実験で使用したのはセラミド化粧水や美容液です。

セラミドはクリームの製品もありますが、セラミドにこだわったブランドほどだいたい美容液が中心です。

ヒアルロン酸やコラーゲンと違い肌表面にベタつきが残らず快適。夏でも不快感が本当にありません。

夏の毛穴レス肌、角栓予防をご希望ならセラミド化粧品で夏保湿がおすすめです。